今年もこの時期がやってきましたね。
2017ユーキャン新語・流行語大賞のノミネート語30が発表されました。
過去の傾向と併せて、今年の結果を大胆予想しちゃいます!
果たして??
新語・流行語大賞ノミネート
今年を賑わせた数々の言葉をあなたは覚えていますか?
例年様々なジャンルからノミネートされ話題を呼んでいますが、今年も政治界・スポーツ界・エンタメ界を始め、多様なジャンルの言葉が選出されいます。
まず政治界からですが、ネタとしてはある意味豊作だったのではないでしょうか?
豊田議員の「ちーがーうーだーろ!」にはじまり、議論冷めやらぬ「共謀罪」、うやむやさ満点の「忖度」、一般人には意味不明な「アウフヘーベン」等、数多くがノミネートされました。
しかし、、どれもプラスの印象をもたらすものではないところが、今の政界を象徴しているのかもしれませんね。
出典;ENDIA
昨年「神ってる」で受賞したスポーツ界からは、明るい材料がありましたね。
桐生祥秀選手が日本人初の9秒台を記録したことから、そのタイムである「9.98」がノミネートされました。
エンタメ界では、今年はちょっと変わったノミネートがありました。
芸人のネタ・コメントは今年も鉄板で、サンシャイン池崎の「空前絶後の」やブルゾンちえみの「35億」が選ばれています。
芸人のフレーズはキャラクター性も相まって、インパクトがあるので、このあたりはサスガですよね。
例年はあまり注目されない将棋界から、今年は2つの言葉が選出されているのが興味深いです。
一つは中学生プロ棋士として注目された藤井聡太さんが、デビューから負けなしの29連勝を飾り、一躍時の人となりました。
「藤井フィーバー」としてノミネートされていますが、なんか語呂がよくないかなぁと。
また、今年引退した愛すべきキャラクターの「ひふみん」こと加藤一二三さん。
愛称「ひふみん」で見事ノミネートを飾りました。
他には、アメリカで大流行した「ハンドスピナー」、効果の程がよくわからない「プレミアムフライデー」、鳴るときはそうとうマズい状態の「Jアラート」、たのしいーフレンズ「けものフレンズ」など、確かに今年を象徴する単語が選ばれていますね。
近年の流行語大賞は?
ここ数年の流行語大賞はどうなっているでしょうか?
去年はスポーツ界から選出されましたが、一昨年の「トリプルスリー」や2011年の「なでしこジャパン」など、明るい材料として近年選出されるケースが多いですね。
スポーツ界と同様に安定しているのは、やはりエンタメ界であり、2012年~2014年にかけて怒涛の勢いで受賞していました。
特に2013年は、林先生の「今でしょ」、あまちゃんこと能年玲奈さんの「じぇじぇじぇ」、半沢直樹こと堺雅人の「倍返し」がこぞって選出されています。
どれもインパクトがあり、印象的なフレーズでしたね。
一方で政治界はというと、ここ数年は2014年の「集団的自衛権」のみです。
毎年多様なネタ?を提供しているようにも見えますが、良くないイメージが先行することが多いからか、ノミネートはされても、大賞には選ばれていない印象がありますね。
そして今年はどうなるか?ノミネート30を全評価!
さて、ここ数年の動向を踏まえて、今年は何が大賞に選ばれるでしょうか?
完全に筆者の独断と偏見でしかないですが、ノミネートされた30語を評価して、大胆予想をしてみたいと思います!
一応もっともらしく、3つの指標を設けています。
・話題性:単純にどの程度話題になったか、インパクトがあったか。(A~Cの3段階)
・社会性:社会的なイメージや一般性。(A~Cの3段階)
・言語性:キーワードとしてどの程度訴える力があるか、語呂がいいか。(A~Cの3段階)
なお、完全に主観です。
それでは参りましょう。
まずは、エントリーNo1~No10までです。
この中だとやはり桐生選手の「9.98」が一つ抜けてるかなぁという印象ですね。話題性としても、イメージとしても素晴らしいと思います。
「空前絶後の」も元気が出るネタとしては悪くないかなぁとも思います。2013年の林先生たちの言葉ほど、頻出してはない印象はありますが、もしかしたらあり得るのではないでしょうか。
他には、「うんこ漢字ドリル」なども面白いのですが、言葉の品が若干マイナスなので難しいかもですね。
続いて、エントリーNo11~No20。
インパクトで言えば、豊田議員の「ちーがーうーだーろ!」がダントツですね。
キャラとしても言葉としてもかなりのインパクトなのですが、、如何せんこれを大賞としたら、日本が疑われかねないのではと思ったり。恐らく外すはずです。うん、外すことを願っています。
「けものフレンズ」はこの手のアニメにしては、広範囲で話題になったような気はします。
ストーリーも絶賛する方が少なくないので、少しインパクトに欠けるものの、ひょっとするとありえなくはないかなと。
最後に、エントリーNo21~No30。
これも数少ない明るい材料のひとつでしたね。
中学生プロ棋士藤井聡太さんの29連勝!
なかなか普段注目されることのない将棋界で、ここまで広くニュースになり存在が知れ渡るのは、羽生善治さんがタイトル7冠を取得したとき以来でしょう。
桐生選手の日本記録とともに、評価が高いと思われます。
惜しいのは、繰り返しになりますが「藤井フィーバー」という言葉のセンスがイマイチなこと。。
「ユーチューバー」はやや意外ですね。
今年からかなぁという印象もありますが、どうなんでしょう。
ただ、感覚的なものなので、もし今年から爆発的にということであれば、インパクトといい、子供たちの憧れといい、大賞受賞が大いにあり得る候補だと思います。
いやはや、なかなかよい候補がありますねぇ。
おわりに
ノミネートの事務局は、今年の傾向として、
「言葉そのものに、勢いがなく低調な年と言えるのではないか。息の長い流行語も少なく、事象をそのまま直接的にとらえる言葉も多かった」
出典;>www.daily.co.jp
と述べ、例年に比べると不作なニュアンスですが、並べてみると今年も今年でなかなかだなぁとも思いました!
さて、お待ちかね?の予想ですが、、、
期待と意外性を込めて、
藤井フィーバー
にしたいと思います!(語呂は変えてもらいたいですが。)
近年多いスポーツ界ではない、マイナーな世界の中学生がこれほど日本社会に夢を与えてくれたのです。
是非ともとってもらいたいですね!
発表は12月1日。楽しみにしましょう。