警察官、消防士、教師による盗撮事件。
最近はこんな職業の人がまさか、、というニュースが溢れていますね。
嘆かわしい世の中です。
そしてこんなトコロにまさか、、という場所に仕掛けられていることもあるようです。
近年の盗撮件数の増加
出典;毎日新聞
盗撮は刑法に規定がなく、各都道府県が迷惑防止条例で「卑わいな行為」などとして禁止しています。
正当な理由なく、風呂場や更衣室、トイレなどのように人が衣服を通常つけない場所をのぞき見る行為は、軽犯罪法違反(拘留1日以上30日未満、または科料1000円以上1万円未満)となる場合があります。
なので、盗撮は列記とした犯罪ですが、その件数は年々増加傾向にあります。
特にスマートフォンを用いた盗撮件数が増加しており、シャッター音を消すアプリも頒布されているなど、誰もが簡単に盗撮することができる環境となっているのが一因と言われています。
報告されるのは警察が検挙した件数に過ぎないですので、実際には数倍の件数の盗撮が行われていることでしょう。
盗撮というと、エスカレータや電車で鞄から、や、トイレに侵入して、、というケースが多いようですが、最近では常人では想像できない場所に盗撮ツールが仕掛けられている可能性があるようです。
一体どんな場所でしょう?
火災報知器
本来の用途は子供や介護監視用だと思うのですが、なんと火災報知器にカメラが内蔵されています。
自分で購入してつけたのであれば問題ないですが、業者から借りている場合や、賃貸住宅で前の住人がつけたのをそのまま使用している場合は、可能性はゼロではないですね。
ちなみにプロの探偵道具としても使われているようですので、心当たりのある方は家の火災報知器を確認した方がよいかもしれません。。確認するのはタダですので。
しかし、、こんなものまで疑わないといけないとは、、世も末ですね。
ボールペン
出典;小型カメラ専門店かめかめ
これは有名かもしれませんね。
カメラが内蔵されているだけあって、どうしても若干ゴツいつくりになっていますが、良く見なければほぼわからないシロモノです。
そもそも他人のペンをジロジロ気にすることはほとんどないでしょう。。
ボールペン型カメラは実際に使っている輩がおり、逮捕されている実例もあります。
兵庫県教育委員会は25日、女性のスカート内を盗撮したとして県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で県警に逮捕された県立播磨南高の男性教諭(44)を懲戒免職とするなど7人を懲戒処分にしたと発表した。懲戒免職は今年度3人目。処分はいずれも同日付。
県教委によると、男性教諭は9月、明石市の商業施設内の書店で、20代の女性のスカート内をペン型のデジタルカメラで動画撮影。県警に逮捕され、11月20日に同容疑で書類送検された。
出典;産経新聞
スマートフォンのインカメラ
これは恐らく盲点でしょう。
今や誰もが持っているスマートフォンですが、そのインカメラで盗撮が行われている可能性があるのです。
と、少し脅してしまいましたが、これは誰もができることではなく、それなりの専門知識がないと実行できません。
対象のスマートフォンに侵入(不正アクセスなのでこれも犯罪です!)し、カメラの操作を奪う必要がありますが、これはかなりのハードルです。
従って、通常生活している分には杞憂だとは思いますが、何が起こっても不思議ではない昨今では、一つでも疑いの芽は摘んでおきたいと考える方もいるでしょう。
実際、これについては対策可能で、てっとり早いのはかっこ悪いですが、インカメラにガムテープでも貼って塞いでしまうことです。
出典;マルウェア情報局
まぁ、個人的には必要ないと思っているのですが、、NSAから監視されるような方でしたら、やってもいいかもしれませんね。ほぼタダですから。
おわりに
テクノロジーの発達とは裏腹に人のモラルは低下の一途をたどる現代。
こんなものまで気にしなければならない、というか、正直気にしてもキリがないので対策の打ちようもないのですが、事実としては残念ながら在り得ることなのです。
ちなみに、繰り返しになりますが、盗撮は犯罪です!
人生を棒にふることになりますので、絶対にやめましょう。
願わくば盗撮が世の中から無くなりますように。