結婚することがマイノリティーとなる時代が近付いているのかもしれません。
2035年には、なんと日本の人口の半分が独身者となる可能性があるようです!
本当にそうなるのでしょうか?
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日本人の半数が独身者になる、とは?
出典;日テレニュース24
国立社会保障・人口問題研究所によると、18年後の2035年に生涯未婚率が男性約30%、女性約20%になると推計されています。
生涯未婚率とは、50歳まで一度も結婚をしたことがない人の割合を表す数値です。
「超ソロ社会『独身大国・日本』の衝撃」の筆者である荒川和久は、この生涯未婚率の数値および、離婚や死別者の統計から、2035年には人口の半分が独身者になると指摘しています。
これほどまでに独身者が増える理由は何なのでしょうか?
若い世代における未婚率の上昇
出典;diaer.com
2010年の国勢調査によると、60歳以上の独身者数は1000万人以上いると報告されています。
年齢を重ねるほど病気やその他の原因で死別するリスクは高くなりますし、事故等の特殊なケースを除いて夫婦同じタイミングで亡くなることはほぼないはずですので、高齢者の独身生活は避けられないトコロでもあります。
その一方で若い世代の未婚が増えているとも報告されています。
グラフのとおり、いわゆる結婚適齢期といわれる世代において、年々未婚率が右肩上がりになっているのが分かります。
では、センシティブな問題ではあるものの、結婚しない、結婚できない具体的な理由はいったいどこにあるのでしょうか?
結婚しない・できない理由は意外なトコロに!
収入がない!収入がありすぎる?
出典;スキルアップBLOG
興味深いことに、男性と女性で独身者の多いカテゴリーが異なります。
低収入の男性と高収入の女性に多いようです。
女性の社会進出が浸透している現状でも、男性が家族を支える意識は残っているため、男性の収入が少ないという理由は分かりますが、高収入の女性の未婚率が高いのはなぜでしょうか?
荒川氏は以下のように述べています。
女性が経済的に自立して結婚をする必要性がなくなり、さらには「自分で生きていける。もっと言えば結婚するのであれば自分より高い年収を持っている人となると、選択肢が狭まるわけですよね」
出典;Tokyo FM+ (荒川和久氏談)
一見満たされているように見えても、複雑な事情があるのですね。
収入の低い男性と、収入の高い女性が結び合わされれば、、とも考えたりしますが、これはお金の問題であって、そうではないのかもしれないですね。
出会いの仕組みが失われてた!!
出典;e-kien.com
1954年以前はお見合い結婚が約6割を占めていましたが、2000年台以降のお見合い結婚は約6%程度と言われています。(現代はほぼ恋愛結婚)
加えて職場結婚も減っていると言われています。
実は職場結婚も、その職場が用意してくれたいわば社会的なお見合いシステムの側面があります。
すなわち、お見合いという出会いの仕組みが社会から失われており、お見合い結婚の減少と反比例するように未婚率が上昇しているのです。
相関はありそうですが、どう捉えたらよいのでしょうか?
この点についても、荒川氏が実に興味深いことを指摘しているので引用したい。
所詮、男はお膳立てがないと結婚すらできないものだと思ったほうがいい。職場結婚もある意味では会社がお膳立てをしてくれていた。そういったことがないと男は狩りもできない生き物なんです
出典;Tokyo FM+ (荒川和久氏談)
なるほど実に慧眼ですねぇ。
もちろん、男性の皆がそうではないはずですが、妙に納得してしまった人も多いのではないでしょうか?
具体的な数値についても挙げており、能動的に行動できる男性はせいぜい2~3割程度。残る7割は受け身なのだそうです。
今は女性の方がアクティブな傾向もあるようですので、恋愛結婚におけるアプローチは女性からがセオリーになるかもしれませんね。。
余談ですが、お見合い結婚の場合は、恋愛結婚よりも離婚率が低いという統計もあります。
恋愛結婚の離婚率が約40%なのに対し、お見合い結婚は約10%なのだそうです!
いろんな要因があると思われますが、お見合い結婚の場合は良いトコロも悪いトコロも知らない同士の2人が、お互いプラスになるよう紡ぎあげていくからなのかもしれませんね。
恋愛結婚だと、お見合い結婚に比べてピークが先に来てしまうのかも、と思ったり。
ホントは、お見合いだろうと恋愛だろうと、愛情を深めていくものなのでしょうが。
ネットの反応
・所得が増えない。これが全て。どんなに婚活パーティーやイベントを開催しても、この根本が変わらない限り全く効果はないと思う。
・これからは女子はある程度キレイでないと、男子はある程度稼いでないと結婚は難しいね。
・昔は決められた結婚で相性がよくなくても生活のため我慢する必要があった。今は我慢しなくてもよくなった
・1人の方が楽な事もたくさんあるから。
・離婚率も高いもんね、思いつくだけでもたくさんいるし。
出典;Yahoo知恵袋
おわりに
今まで結婚することが幸せのバロメーターの1つと社会が捉えられていましたが、ここに来ては考えを改める必要があるのかもしれないですね。
独り身でも幸せな人はいますし、結婚しても幸せでない人もゴマンといるでしょう。
結婚はゴールではないですからねぇ。
その一方で、仮にいくら社会が独身を尊いものにしたとしても、個人が幸せと思えなければこれもまた意味のないものです。
今一度、幸せとはなんだろうかというトコロを、個々で見つめ直すこと大切かもしれませんね。
多くの方が、自分オリジナルの幸せを抱けますように。