昨年、将棋界のみならず、日本中の話題を攫っていった藤井聡太六段。
今年からはプロ棋士と高校生の2足の草鞋になりますが、今日の結果次第では最年少で七段への昇段が決まるかもしれません。
そして、、15歳でありながらその年収はあり得ない金額になるかもしれないのです!
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史上最年少での七段昇段へ
出典;毎日新聞
最近は藤井(葬)さんが何かを達成するたびに、「史上最年少」という枕詞が付いて回るので、もはや新鮮味がないくらい当たり前の話題となってきましたが。。。
それでも、新たな勲章がかかる場面というのは、ギャラリーとしても心躍るものですね。
ついちょっと前に六段に昇段したばっかりだと思ってましたが、今日5月18日の対局(船江恒平六段戦)に勝利すると、七段への昇段が決まるのです。
もちろん、史上最年少記録ですw
出典;朝日新聞
七段への昇段には幾つかの方法があるのですが、今回は「六段昇段後、竜王ランキング戦連続昇級」という規定をクリアすることで、認められるようです。
年に1回、竜王戦への出場をかけたトーナメントが級毎(正確には1組~6組)に行われるのですが、去年は6組で優勝し、今日勝てば5組での2位以上が決まり4組への昇級が決まる、という仕組みです。
今回のタイミングを逃すと、今年中に昇段する可能性があるのは、タイトル獲得 or 竜王戦挑戦 or 六段昇段後の一般棋戦優勝の何れかになり、それなりに高いハードルになってしまいますので、藤井さんとしてはこのタイミングで決めたいところだと思います。
まぁ、昨年の時点で中学生ながら一般棋戦優勝という離れ業をやってのけているので、今回ダメでもいけちゃうのかもしれないところが、彼の凄いところですよね。
さて、仮に今日七段への昇段が決まるとして、、下世話な話で恐縮なのですが、年収にはどういった影響があるのでしょうか?
七段昇段による年収アップ?今年度はどのくらい?
プロ棋士の収入源は?七段昇段による年収アップ?
一般のサラリーマンの場合ですと、20代で500万、30代で600~800万の年収があれば御の字、1000万プレイヤーともなればホンの数%といった具合かもしれないですが、プロ棋士の場合はどうでしょうか?
プロ棋士の主な収入源は、各棋戦(名人戦、竜王戦など)の対局料です。
主に新聞社がスポンサーとなっており、主要な新聞を見てみますと扱いは小さいですが、将棋の記事欄を見つけることができると思います。
対局料は棋戦毎に決められており、勝ち上がれば勝ち上がるほど、対局料も上がっていきます。
例えば、これは昨年度に藤井さんが竜王戦の決勝トーナメントに出場した際の対局料です。
初戦で46万、1回勝つと次は52万、決勝まで行くと450万の対局料が貰えるのです。
ちなみに藤井さんは2回戦で佐々木五段に敗れたので、竜王戦のみでは98万+α、でした。
対局料は棋戦によってばらつきがありますが、複数の棋戦で活躍することが、プロ棋士の年収アップに直結するといえるでしょう。
他にも名人戦のクラスごとに基本給があったりするのですが、基本は対局料、なのです。
このことから、段位が上がること自体は実は収入に直結するものではなく、藤井さんが六段⇒七段に上がったからといって、じゃあ給料10%アップね、ということにはならないようです。
ただ、藤井さんのように各棋戦で勝ち上がりながらの昇段だと、対局料もうなぎ登りですので、その意味では年収も確実にあがるでしょうね。
今年度の藤井さんの年収は?
出典;朝日デジタル
今年度も勝ちまくっているので今から気になるところですが、昨年度はどうだったのでしょうか?
ちなみにプロ棋士全体の昨年の年収上位者が、日本将棋連盟により公開されていて、このようになっています。
出典;日本将棋連盟
トッププロにもなると1億に近い年収を稼いでいることが分かりますね。
10位の佐藤康光さんで約2000万円。これだけでも普通のサラリーマンとは一線を画していることがわかります。
さて、気になる藤井さんの年収ですが、少なくとも上位10位には入っていないようですので、2000万以下ということは分かります。
昨年藤井さんが一番稼いだ朝日杯将棋オープン戦では、優勝賞金750万円でした。
他の棋戦でも快進撃を続けてはいましたが、対局料が跳ね上がるトコロまでは勝ち進むことはできていないので、朝日オープンの750万と、竜王戦の約100万+αが主な部分となるでしょう。
詳細は公開されていませんが、他にも幾つかの棋戦があるので、恐らく1000万を少し超えるくらいの年収があったのではないかと思われます。
とても中学生の稼ぎではないですよね。。。
となれば、今年度は更にというところを期待したいですが、今後の活躍次第と言えそうです。
昨年タイトルを取った、菅井王位と中村大座が2000万を少し超える年収ということから、仮に藤井さんがタイトルを獲得する活躍をすれば、2000万は超えてくるはずです。
逆に、昨年破竹の勢いで勝ち進んだ朝日オープンも、優勝できないとなると、収入は激減してしまうので、一般棋戦を優勝できない場合は、半減の500万になってもおかしくないと言えます。
まぁ、それでも高校1年生の収入としては凄まじいことには変わりないのですが。。。
とはいえ、藤井さんには誰も予想できない活躍で、上へ上へと進んでいってもらいたいですね!
収入は後から付いてくるものですし、藤井さんならあっという間にタイトルにも絡んでくるはずですので、今後の活躍に期待しましょう!
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