なんて酷い。。21世紀最大のジェノサイドとロヒンギャ族の深刻な現在。

この瞬間にも苦しむ人々が数多く存在する、21世紀最大のジェノサイドと言われるロヒンギャの問題。

数回に分けて取り上げてみたいと思いますが、初回はロヒンギャ族が直面する悲惨な現状をご紹介します。

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21世紀最大のジェノサイド


出典;antenna.jp

21世紀最大のジェノサイド。

今年2月、国連人権理事会はミャンマー軍が「暴動」や「テロ」を理由に、北ラカイン州におけるロヒンギャの人々組織的に殺害しているうえ、集団レイプ強制移住などが横行する様子を「破滅的な残虐行為」と非難しました。

成人だけでなく、幼い子供や乳幼児に至るまで殺人やレイプの対象となっており、ロヒンギャ全体を排除するその動きは、国際社会でも虐殺あるいは民族浄化として報じられています。

単一民族国家であり、平和な日本にいるとなかなか現実感の湧かないことですが、、百聞は一見に如かずで、写真でみると心痛ましい現状が少なからずわかるかと思います。

大規模な焼き討ち


出典;bbc

2016年10月「ロヒンギャ武装集団による国境警官の殺害事件」を口実に、ミャンマー政府軍がラカイン州で攻撃を開始しました。

これによりロヒンギャが住む3つの村で合計430の住居が軍隊によって破壊され、村全体が焼き打ちを受けました。


出典;ceylonews.com

ロヒンギャの現地住民によると、軍が武装ヘリコプターを使い民間人を銃撃し、兵士が民家に火を放ったと証言してます。

また、その襲撃の際には目を覆いたくなる惨劇が行われていました。

11歳のある少女は、家に押し入った4人の兵士が父親を殺害した後、代わる代わる母親を強姦するのを目の当たりにした。その後、母親だけを残した家に火が放たれたという。

別の家では、泣きじゃくっていた乳児に兵士がナイフを突き刺し殺した。5歳の少女は兵士に強姦されていた母親を助けようとして、ナイフで喉元を切られて殺されたらしい。
出典;NewsWeek

事件の発端となったのは一部の好戦的なロヒンギャによる事件のようですが、その報復として多くの無実の人々が虐殺の犠牲となり、村全体は廃墟と化しました。

、、酷過ぎるという言葉では言い表せません。。何と言うことなのでしょう。。

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無差別な襲撃の数々


出典;BBC


出典;BBC

先述のとおり、ミャンマー軍はロヒンギャの方々に多くの無差別な襲撃を行っています。

あるロヒンギャの教師の男性は、学校での授業が終わり家に帰ろうとしたところ、突然3人の男にナイフで襲われたと語り、次の様に述べています。

なぜミャンマー政府はロヒンギャを痛めつけるのか?なぜ仏教徒はわたしたちを忌み嫌うのか?なぜわたしたちを拷問するのか?わたしたちが何か間違っているのか?
出典;http://www.bbc.com/news/world-asia-42022546

悲痛な叫びであり、切実な叫びなのでしょう。。何がロヒンギャの方々をここまで追い詰めるのでしょうか。

脱出にも高い壁


出典;REUTERS

ミャンマー軍の虐殺から逃れるため、ロヒンギャは隣国のバングラデッシュや、タイ、フィリピン等の近隣諸国に向けて脱出します。

バングラデッシュにおいては、過去に大量のロヒンギャ難民が入っており、今なお数万人規模の難民が既に存在することから、国境の警備を厳重に敷いているため、陸路での入国が困難になっている現状です。

このため、ベンガル湾からの入国を試みるためボートでの密航を試みるのですが、ここでも困難な状況が待ち受けているようです。

例えば、難民の密航を斡旋する業者を通して、ボート等を手配し脱出を図るようですが、悪質な場合も少なくなく、業者がボートを見捨てるケースが相次いでおり、今なお漂流を続けている難民もいると言われています。

よしんば、業者が正常だったとしても、ロヒンギャ難民は金属棒で殴られたりするなどの虐待を受け、十分な水と食料が与えられないケースもあるようです。

また、ボートが転覆してしまうケース少なくなく、しばしば転覆により多くの方が無くなることが報道されています。


出典;TRT

ボートが拿捕されてしまえば、強制送還されてしまうことがほとんどのようです。

中には無事移民することができる人もいるようですが、いずれにしても高い壁を越えなければならないのは事実なのでしょう。。

おわりに

今回はロヒンギャ族の悲惨な現状についてご紹介してみました。

全ての人が平和で安心できる世の中というのは夢物語なのでしょうか。。

まぁ、一見平和なこの国でも事件は絶えませんから、、民族・宗教・歴史の問題抜きにしても、難しいのでしょう。

とはいえ、だからといって人が迫害されていい理由にはならないですので、一日も早く平和的な解決がなされることを期待したいです。

次回は、ロヒンギャ族の歴史を紐解いて、なぜ迫害されるに至ったかをお伝えしたいと思います。

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