プレミアムフライデーとはなんだったのか?その驚きの本質と実情

早く会社を出て、仲間と飲んで、次の店へ。

誰もがそんなバラ色を夢見た金曜日

あれから10カ月。

プレミアムフライデーとは一体何だったのでしょうか?

その現状本質に迫ります。

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えっと、そもそもプレミアムフライデーって何だっけ?


出典;朝日新聞

プレミアムフライデーとは、「月末の金曜日に日常よりも少し豊か(プレミアム)な時間を過ごそうという取り組み」であり、
幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、消費喚起働き方改革に繋げることを目的とした施策であると謳われています。

ステキな響きですね。


出典;premium-friday.com

公式サイトではポエム的に、「仕事を早く切り上げて、普段できないことに挑戦したり、友達や家族と話したり、夕方から食事を楽しんだり、、云々」と紹介されていますね。

働く側からすると、月1とは言えオフィシャルに早く退社できかつ、夕方を好きな時間に充てられる。

サービス提供側からすると、絶交の集客タイミングであり、売り上げの増加が見込める。

目的とする消費喚起と働き方改革を同時に満たせ、多くの人にとってハッピーな予感が漂うプレミアムフライデー

、、のはずでした。

プレミアムフライデーでどんなサービスが行われているの?


出典;premium-friday.com

本質を見る前に、実際プレミアムフライデーが消費喚起の面でどのように行われているかを見てみましょう。

実は結構大々的に行われていたりもします。

例えば、ビールの半額キャンペーンだったり、


出典;spa-kuroshio.com

例えば、より美しくなったり


出典;TAYANET

例えば、プレミアムなホテルがプレミアムな値段で泊まれたり


出典;帝国ホテル

プレミアム婚活まで。


出典;EXEO

色んな業界がこの金曜日にサービスを展開していますね。

となれば、選択する側つまり午後3時退社組はウハウハなわけで、まさにプレミアムな気分を味わえるはずでした。

ところが、、

プレミアムフライデーの実情は?

実際のところ評判は芳しくありません。


出典;朝日新聞

今年7月に行われた調査では、個人消費の盛り上がりについて「効果をあげていない」が76%で、「あげている」はわずか11%だったようです。

また、プレミアムフライデーの今後については、「やめた方がよい」が49%で、「続けた方がよい」32%より多いものでした。

なぜでしょうか?

月末の金曜日はタイミングが悪すぎる!?


出典;http://www.boardgamepark.com

一番の理由は当初から言われていたことですが、「月末の金曜日なんて忙しくて早く帰れるわけがない」だからでしょう。

そう、ほとんどの企業にとって月末とは忙しいものです。

まして週末となれば、ある程度の区切りをつけるタイミングでもあるので、少し時間をオーバーしてもキリのいいところまでやるというのは自然なことです。

つまりは、、「一番やってはいけないタイミングの一つに実施してしまった」のが未だに浸透できてない大きな理由でしょう。

この点、日本経済団体連合会の榊原定征会長も、

「企業にとって月末は忙しい時期だ。『月初めにしてほしい』という声は強く、見直すとすればそのあたりになる」

と述べています。

そもそも仕事量減ってないし、、

これも大きな落とし穴ですね。

プレミアムフライデーはある意味で、半強制的に早く退社させるものですが、早く退社するということはその分仕事の時間が減るということです。

ではその分の仕事量は減るのでしょうか??

そんなことはないのは明白ですね。

こういった声が上がっています。

「結局、仕事の全体量が減るわけではないので、実施は難しいと思います。それにプレ金以外にも、ワークライフバランスを充実させる方法はあると思うんです。一律に3時退社なんて、正直『まだやるの?』という感じです」
出典;excite

これもある意味で必然ですね。。

酷いことになると3時に退社した後に、ノートPCを片手に近くのカフェに入り、そこで仕事を再開する始末だそうです。。

これではプレミアムだか何だかわからないですね。

このようにに少なくない不満が出ているプレミアムフライデー。

その本質は何なのでしょうか?

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プレミアムフライデーの本質。格差の浮彫


出典;economicsociology.org

プレミアムフライデーの導入によって分かったこと、それは

「月末の金曜日に社員が早帰りできる環境にある一部の企業と、そうでない企業社会が二極化する実情があらためて、浮き彫りになったこと」
出典;Yahooニュース

専門家はそう指摘しています。

また、その要因として、

・取引先や消費者の求めるサービス水準は変わっていないこと

・改革の途上で顕在化するサービス残業などの副作用を考えていないこと

・そもそも日本企業の長時間労働の背景にある『メンバーシップ型雇用』にメスをいれていないこと

を指摘しており、本質的な問題解決が行われていないと述べています。

つまりは、「金曜日に早く帰りましょー!」という号令だけ挙げておいて、その為にどう仕事を減らすかなど、早く帰るための具体的な施策は何一つないというものです。。

これでは絵に描いた餅になってしまっても仕方ないかもしれないですね。

プレミアムフライデー、なぜ楽しくないか!?更なる本質は?


出典;サイボウズ

サイボウズ社が公開したひとつの動画が、プレミアムフライデーの実感をよく表しています。

冬を越せるか越せないかは別として、、キリギリスは以前の自由な働きの方が幸せだったよね。

なるほどですね。

ここにプレミアムフライデーがなぜ楽しくないかのヒントが隠れていたようです。

今年の11月にサイボウズの社長と、プレミアムフライデーの仕掛け人で経済産業省の林揚哲氏が、対談の中で興味深い内容を述べていました。

「本当は自由に休めばいいと思うんですけどね。」

「それぞれの裁量で働きたい時に働いて、休みたい時に休めばよくて、金曜日じゃなくてもいい」

「業界、会社、個人、それぞれの事情に合わせて自分たちで決めてくれればいい

「みんなが働いているから自分も働く、みんなが休んでいるから自分も休む」ではなく、自発的に働いたり休んだりすることが大事

「働き方改革すべてを一律のルールで動かすべきではない

出典;サイボウズ

驚きですね。

プレミアムフライデーは、「決まっていないと休みづらい」「休み方がわからない」という声を受けて、止む無く消費と結びつけるかたちで、月末金曜日にしたとのことで、本来的には自由に休むための施策だったのですね!

それぞれ事情が異なるから、それぞれの裁量でもっと休みをとろうよと。

残念ながら、いまのプレミアムフライデーにこの意図は伝わっていないと思われますが、、こうした意図を広く伝えられると、取り組みが変わってくるのではないでしょうか。

おわりに

「ワークスタイル改革」「ノー残業デー」「プレミアムフライデー」。

働き方を変える施策はいろいろありますが、なかなか効果が上がらないのが実情のようですね。

特に仕事切り上げて早く退社する施策は、より浸透していない印象があります。

日本人は仕事が好きですからねぇ。。

でもやはり自主的に休みを取る、働き方を変えることはこの先重要になってくるはずです。

先進国の中で日本の生産性は著しく低いと言われています。

長時間労働によってそれが補われているだけで、働く人が減る一方のこの先、このままではもたないでしょう。

休む時は思いきり休み、働くときは効果的に労働する。

こういったことができる日本社会でありたいですね!

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