2018年直木賞・芥川賞の受賞作品が決まる!執筆にOWARIない

今年もこの季節がやってきましたね。
2018年直木賞・芥川賞の受賞作品が決定しました。
様々な波紋を呼んだセカオワ・SAORIさんの「ふたご」は受賞できたのでしょうか?

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デビュー作の芥川・3度目の直木

第158回芥川賞・直木賞の選考会が2018年1月16日に開かれ、芥川賞石井遊佳さん「百年泥」若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」が、直木賞門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」が選考されました。

2人の芥川賞、実体験の結晶

芥川賞の石井さん、若竹さんはそれぞれデビュー作での受賞となりました!

石井遊佳さんの「百年泥」は、100年に1度の大洪水に見舞われたインドのチェンナイが舞台の作品。

石井さんは現在、インドのチェンナイで日本語教師の仕事をされており、「百年泥」はチェンナイでの経験が色濃く反映されている作品のようです。

受賞時はインドにいた石井さん。

電話での記者会見では、「何回生まれ変わっても作家になる気持ちが強かった」と述べ、執筆への強い意志が結晶化された作品であることが伺えますね。

若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」は、夫を亡くし1人で暮らす74歳の桃子さんが、自分の半生を振り返り、再生する姿を東北弁を交えて記した作品です。

若竹さんは、夫を亡くした後55歳で小説の執筆を習い始めたようです!

「おらおらでひとりいぐも」も若竹さんの体験が色濃く反映されている作品ですが、若竹さんは「魅力的なおばあさん」おばあさんの哲学」を書きたいと述べており、自らの体験を踏まえて、広く深いおばあさんを描いたのでした。

愛する人を亡くしても、自分はひとりでいきていくんだ、という決意が溢れている一作です。

選考委員の1人である堀江敏幸氏は、それぞれの作品の選考で次のようにコメントしています。

百年泥:
「現実、奇想、妄想を織り交ぜながら、うまく収めた作品で、若竹さんの作品とは言葉の活気の質が違うという印象だった。言葉がほどけて制御が効かないところが魅力だった」

おらおらでひとりいぐも:
「東北弁の一人称でなく、それを補助する標準語の語り手がいて、東北弁を制御しきれないところを別の角度でバランスよく最後まで書き切っていた。そのバランスのよさが評価された」
出典;NHK

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父親を重ね合わせた直木賞

直木賞の門井さんは過去2回ノミネートされており、今回は3度目の正直での受賞となりました!

門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」は、その名の通り「銀河鉄道の夜」等を書いた宮沢賢治の父親に焦点をあて、波乱万丈に富んだ宮沢賢治の人生を父親・政次郎の視点から描いた作品です。

受賞後のインタビューでは、「『風が来た!飛ぶだけだ』そういう気持ちです」と喜びを爆発させていた門井さんでした。

門井さん自身も3人の子どもの父親として、子どものことをよく考える時期が今であり、10年前でも10年後でも書けない作品だと述べています。

自身の父親としての思いと、難しい子どもであった賢治の父の思いを重ね合わせながら、書き進めた作品なのですね。

選考委員の1人、伊集院静氏は

「歴史的な事実だけではなく、人間の感情が非常によく描かれています。弾力性や愛情が細部に宿った点が、小説としての成功だったと思います」
出典;NHK

と講評しています。

セカオワ・SAORIの「ふたご」は直木賞受賞ならず、残念!


出典;日刊スポーツ

注目されていたSEKAI NO OWARIのSAORIこと藤崎彩織さんの「ふたご」は、残念ながら受賞とはなりませんでした。

講評では、「選考委員皆さんの評価として非常に才能がある」「好きな小説に出会って、小説がいかにおもしろいかということに気付かれたら、藤崎さんはとんでもない作家になるかもしれない」とエールが送られていました。

また次の作品で飛躍が期待されますね!

おわりに

毎年恒例ではありますが、2018年も明るい話題ば入ってきましたね!

個人的には直木賞だから、芥川賞だから読むということはあまりやらないのですが、どこかで読んでみたいなぁとも思っています。

今年まだ本を読まれていない方も、話題のネタとしても、趣味の一つとしても、外れ無しだと思いますので、是非楽しく読んで頂きたいなぁと思います。

御三方の今後の執筆にも注目ですね!

おめでとうございます!

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