このアニメがすごい!キノの旅。”理想”の世界へようこそ。

理想の国ってどんなところ?

そう聞かれたらあなたは何と答えますか?

そしてそれを具体的に考えたことはありますか?

2017年10月から放映のアニメ「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」は、そんなあなたの願いの幾つかを見させてくれるかもしれません。

少女キノと旅をしてみませんか?

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キノの旅とは?


出典;キノの旅公式

キノの旅は2000年に文庫化された時雨沢恵一のライトノベルであり、2017年10月現在までで800万部を超える大ヒットシリーズである。

2003年4月にアニメ化されており、約14年の時を経て第2期が2017年10月から放映されている。

相棒エルメスと共に旅人キノは、独自の文化、法律、風習を発展させた国々を旅する。

決して派手ではないが、優しさと切なさと驚きを静かに伝えてくれる作品である。

今日は第1期のお気に入りと、今作の第1話を紹介したいとおもう。

人の痛みがわかる国 (第1期 第1話)

人の心が分かったらお互いどんなに楽だろうか?

そんな風に考えたことがある人も少なくないのではないか。

生活をしてれば様々な場面で、言葉によるコミュニケーションのもどかしさを感じることがある。家の中でも、職場でも、デート中でも。

そんな不自由さを取り除いた世界にキノは足を踏み入れる。

そこではどんな暮らしが待ち受けているのだろうか?


出典;バンダイチャネル

あらすじ

人の痛みのわかる国に到着したキノ。しかし、あたりを見渡しても人の姿が見えないのである。

街を移動している中で、人がいることがわかりキノは安心する。しかし人々の営みに何か違和感を感じる。

よくよく観察してみると、誰一人外に出ている人はおらず、また全員が一人で生活しているのである。誰も家族や友人と共にいないのだ。

しばらくしてキノは一人の住民に話かけたが、男は怯えて会話をするどころではない。が、どうしたものかと思っていた矢先、男の方から急に話かけてきたのである。

理由は、キノの心が読めなかったから。

この国は卓越した科学技術によって、人の心がわかる薬品を開発し、国民全員でその薬を飲むことにした。人の心がわかればコミュニケーションは完璧になり、争いの無い平和な世界が実現できると考えたのだ。

しかし人々が望んだ結果にはならなかった。。

自分や他人の考えがわかることの恐ろしさを知ったのである。

残されたのは、思いが伝わらない距離まで離れることが唯一の解決策である、という現実だけであった。

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仕事をしなくてもいい国 (第1期 第5話)

サラリーマンであれば誰もが一度は憧れるであろう。

そう、仕事をしなくてもよいのである。

これこそ夢のような環境、夢のような国である!

が、果たしてそうなのだろうか?

キノとともに旅してみよう。


出典;videomarket

あらすじ

仕事をしなくてもいい国は大変近代的な国である。

歩いている人はおらず、交通手段は車とホバークラフトのような乗り物。ホテルのスタッフも全自動の機械が行っており、早い話、人間が何一つ働かなくてよいのである。

これを見たキノは、「この国の人は毎日なにをやって生活しているのだろう」と考える。

翌日キノは人の集まる場所に向かうと、そこには意外な光景が広がっていた。

なんと大勢の人々が仕事をしているのである。書類の山と格闘し、眉間にシワを寄せながら。。

仕事をしている理由を聴くと、、ストレスをもらう為だ、と。???。

この国では、生産的な仕事は全て機械がやってくれている。こと生産に関して、人間がやることなどないし、やる意味もない。

仕事は、機械がやっていることを人間がやっているだけなのである。

なぜ?

つらい思いをすることで、ダメ人間になることを防ぐこと。そしてストレスを抱えることで、グータラな人間ならないようにするために。

「仕事をしなくてもいい国」の人間は仕事をするのであった。

人を○○することができる国

ほぼ全ての国の法律で禁止されている行為はなんだろうか?

人を殺すことであろう。

キノが向かった先は、なんと人を殺すことができる国

そこでは、法律で殺人が禁止されておらず、凶悪な犯罪者も逃げ込んでいるらしい。

そんな国でキノが目にしたものは?


出典;キノの旅公式

あらすじ

やや緊張した面持ちで人を殺すことができる国に入るキノ。しかし、そこで目にしたのはこれまた意外な光景であった。

大変治安がよいのである。街はキレイで人通りも多い。シャッターが閉まっているところはなく、旅人にも親切なのだ。

唯一の違和感は店の棚に置いてある猟銃。

「いつ使うの?」とキノは聞き、「人を殺すためさ」と店長は返事する。

いつものように国から出ようとした最終日、一人の男が「旅の荷物を置いて立ち去れ」とキノを恫喝する。

キノが断ると、断ったことを理由にキノに銃を向ける。ここは人を殺してもいい国なのだ、と。

しかし、、男がトリガーに手をかけた瞬間、一本のボウガンの矢が彼の利き手を貫いた。

悶絶する男の周りに集まる住民。銃や包丁や斧を手に持ちながら。。

長老と思しき男は語る。

禁止されていないことと、許されていることとは違うのだと。

そして、「人を殺そうとしたもの、殺したものは、後から殺されることになっている」のだと。

おわりに

理想の国のディテールを突き詰め、現実にするとどうなるか。

思い描いていた理想が果たしてそこにあったのか?

キノの旅を見るとき、あなたはその意味と答えを知ることとなる。

気になる方は、他のエピソードや来週以降を楽しみにしてもらいたい。

世界は美しくない、そしてそれ故に美しい。

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