女性専用列車、女性専用フィットネス、女性専用カプセルホテル。。。
昨今女性専用~というのは、需要が増えているせいか、至るところで目にしますね。
遠くアフリカのケニアではそれらを通り越して、女性専用の村まであるそうです!
一方、日本では女性専用の国を題材にした漫画が炎上しているようです。。
それぞれを覗いてみたいと思います。
ケニアのウモジャ。女性しかいない村!
出典;news.aol
今回の話題となったのは、アフリカのケニアにある、とある村。
ケニアはアフリカの東側に位置しており、人口約4000万人ほどの国です。
出典;Broadly
そしてウモジャはケニア北部のサンブル地区内にある一つの村のようです。
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かつてはこの村にも男性がいたようですが、1990年以降は男性を受け入れないようにしてきたようです。
仮に男性がウモジャ村に入ってこようものなら、
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このように力づく追い出されるようです。
いったいなぜ彼女たちは、「女性しかいない村」を作るようになったのでしょうか?
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村の最高指導者であり設立者でもあるレベッカさんはこう言います。
「サンブル族の伝統的な慣習が本質的に女性に対して虐待的である」
もともとは、サンブル族として男女ともに暮らしていましたが、そこは男性社会であり、男性から女性への暴力が絶えなかったようでした。
そこで、28年前にレベッカさんが意を決して、女性だけの村を作ったのがいきさつでした。
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乗り越えるべき問題は少なくなく、当初は多くの反発を受けていたようです。
イギリスの軍人に村の女性がレイプを受けた際、レベッカさんは声をあげたようですが、村の男性たちは彼女を殴り、彼女の夫も妻を助けようとしなかったようです。
しかし、幾多の問題を乗り越え、今では自給自足で生活できるまでになっています。
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家を自分たちで建てることもできるし、
出典;Broadly
学校もあります。
レベッカさんは、教育こそが子供たちのために必要なものであるの述べています。
生活の糧については、宝石や工芸品を作り、観光地として村を開放することでも収益を得ているようです。
なんともたくましいですね。
最後にレベッカさんは、「我々の目的は女性の生活を向上させること」であると述べています。
そこには、「女性に暴力的な慣習がある社会をなくすこと」という共通の目的が、女性たちの中にあるのでしょう。
今の段階においては、まだウモジャ村に対する周囲の男性社会の理解を得られているとは言えない様です。
いつの日か女性が一方的に暴力を受けることがなくなり、再び男性と共に穏やかな生活ができることを願いたいですね。
日本の漫画でも女性だけしかいない国が?しかし、、
日本人のとある漫画家が、もし女性しかいない街があったらということで、「女性専用の国」を描いたようです。
なんかタイトルだけ見ると、キノの旅を彷彿とさせますが、、
その内容が確かに衝撃的でした、、
出典;twitter
まずは、一部の女性たちが今の男性中心社会や、男性による犯罪が多発する社会に満足せず、女性だけの国を作ろうと決起します。
まぁ、女性専用列車とかがあるのを見ると、少なからずそう思っている方もいるかもしれないですね。。
そして、流れるように「女性専用の国」に入ります。
出典;twitter
さて、当初は理想どおりの社会だったようですが、だんだん何やらきな臭い展開になってきます。
なぜか半年後、放置されているゴミが町の中に見られるようになります。
どうもゴミ捨てなどの、いわゆる汚い仕事は男性がやるもの、らしいです。。。
そして誰がやるのやらないので言い争っているうちに、分裂が生じてきています、、、
出典;twitter
そしてオチはというと。。。
なるほどエッジが効きすぎているのでしょうね。。劇薬と言ってもいいかもしれませんな。。
ただまぁ、こういう可能性も無きにしもあらずということで、漫画を描いたのでしょう。
twitterや掲示板では予想どおり、この漫画に対するコメントが沢山書かれており、炎上しているようです。
おわりに
前半と後半で全くことなる展開でしたが、如何でしたでしょうか?
救いなのが、上手くいっている方が現実であるということですね。
しかし、ウモジャの彼女たちは生きるか死ぬかを歩んでいるのであり、「女性に暴力的な慣習がある社会をなくすこと」という明確かつ高邁な目的があるのです。
仮に今の日本社会で、「女性専用の国」を作ったらどうなるでしょうか?
あるいは、逆の立場で「男性専用の国」を作ったらどうなるでしょうか?
国、でなくても隔絶されたコミュニティでもいいかもしれませんが、、
願わくば、そういう国・コミュニティを作らなくていいように、今後もお互い尊重しあいながら、生きていきたいものですね!