話題のベーシックインカムとは?労働から解放されると人はどうなるのか?

「働いたら負けだと思っている」
なにをバカなことをと思った方も多いのではないか?
しかし近年、AIの台頭により、人類の働き方が見直されようとしている。
ベーシックインカムは人の働き方を根本から変える革新的な発想である。
ベーシックインカムとは何か?
そして、人は働かなくなるのだろうか?

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ベーシックインカムとは何か?


出典;NewSphere

ベーシックインカムを一言で言うと、「生活に必要な最低限のお金を政府が全ての国民に給付する制度」です。

お金持ちだろうとホームレスであろうと、あまねく全ての人にお金が入ってくるのです!

地域振興券とか、何かと政府によるバラマキは非難の対象になりますが、実現すればある意味「究極のバラマキ」政策となりますね。

さて、このベーシックインカム。

その導入について、世界各国で本格的な議論が行われ始めています。


出典;Twitter

FacebookのCEO マーク・ザッカーバーグは母校ハーバード大学の卒業式での講演で「ベーシック・インカムを導入し、みんなが新しいことに挑戦できるようにすべきです」と述べていますね。

また、米大統領で敗れたヒラリー・クリントンも、ベーシックインカムの導入を支持しています。

一体なぜベーシックインカムの導入の検討が必要なのでしょうか?

ベーシックインカム導入の検討が必要なのは?

何でもそうですが、新しいシステムやアイデアが必要な時というのは、今の状態では将来必ず破綻するということが分かった時です。

ということは、破綻するにあたる脅威が迫ってきているとも言えます。

その脅威、大きく2つが考えられています。

AI(人工知能)によって半分近くの人が仕事を奪われる


出典;ITMedia

2013年9月に発表されたマイケル・A・オズボーン博士の「THE FUTURE OF EMPLOYMENT」という論文の中に、興味深い内容が書かれています。

「米国労働省が定めた702の職業のうち、自動化される可能性が高い仕事は47%ある」

というものでした。

また、海外の研究によると、90%以上の仕事が20年以内にAIや機械に置き換わる可能性があるとも言われています。

事務的な仕事だけではなく、高い専門性が必要な仕事もこの範疇に入っているようです。

実際、わたしたちの身近なところでもAIの存在を意識できるものが出てきていますね。

例えばiphoneなどのApple製品に組み込まれている「Siri」もその一つでしょう。


出典;nakedsecurity

最近では、AIスピーカーも市場に出回っています。


出典;ハジプロ

このように音声認識の技術とAIが融合することで、ひとつのコミュニケーションを成立させており、さらにユーザーに情報や音楽を提供するなどの価値も生み出しているのです。

また別の分野、例えば囲碁では、中国の最強棋士・柯潔(カ・ケツ)に、Googleが作製した人工知能・AlphaGo勝利を収め、長らく不可能とされていたAIが囲碁で人間を超えることが現実になりました。


出典;theguardian

日本にいる私たちは、こちらの方が馴染み深いかもしれませんね。

昨年4月、将棋界の最高位である名人を、人工知能・ponanza破っています


出典;産経フォト

このように、最高度の頭脳を要する分野において、AIが人間を凌駕している姿を目の当たりにしており、今後はさらにそのスピードを速めていくと予想されています。

仕事がAIに奪われたら、奪われた人間はどうやって生活していけばいいの

という問題の解決策の一つとして、ベーシックインカムが注目されているのです。

働かなくても一定の金額が保証されているので、最低限度の生活には困らないというわけです。

夢のような話だとおもいますか?

まぁ、一旦実現可能かはさておくとして、これがベーシックインカムが注目されている一つ目の要因です。

AIの台頭です。

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少子高齢化社会への対応


出典;国税庁

2つ目は特に日本では問題になっている、少子高齢化の脅威です。

高齢者が増えると、医療や年金や介護などに必要なお金が増えてきます。

これらは多くが国民の税金によって賄われていますが、2050年には1.2人に1人の割合で高齢者となり、国民全員で高齢者を支え切れなくなるのです。

これは、今のままでの社会保障システムでは、日本が破綻することを意味しています。

とはいえ、ベーシックインカムも結局は国民の税金で、国民全体をさせるわけだから、、今以上に破綻しているのではないか、と思うことでしょう。

それについては様々な案が今もあるようで、活発な議論が進んでいるホットな話題であり、だからこそ導入が検討されているのです。

2つ目は少子高齢化への対応です。

ベーシックインカムは絵に描いた餅なのか?


出典;www.toushin-1.jp

さて、この誰もが何もしなくても平等にお金が貰えるという、ベーシックインカムですが、、

現実的なのでしょうか?

そもそも絵に描いた餅なのでしょうか?

結論から言いますと、現実的になりつつあるようです!

既に各国でベーシックインカムの実験が行われている報告がありますが、その中からフィンランドの事例について紹介したいと思います。

フィンランドでは、ベーシックインカムの実験として、対象となった2000人に毎月600ドル(約6万8000円)を支給しています。

この間、彼らは社会保障を受けることができなくなりますが、支給されたお金は自由に使え、かつ、働いているいないに係わらず、毎月600ドルが貰えます。

フィンランド政府が実験を行うに踏み切った理由は、「お役所仕事」の削減貧困層の削減、そして失業率の改善を目指すためでした。

さて、その経過はどうなっているのでしょうか?

まだ開始してから1年経っていない為、あくまでも現時点での評価になりますが、受給者の中には既にストレスの軽減を報告している人もいるようです。

また、失業中のJuha Jarvinenさんは、「これまでの標準的な失業手当を受けているときとは違い、ベーシックインカムを得ている現在は、職探しにより積極的に取り組めている」と述べ、就職する意欲が増加していると答えました。

サンプルが少ないの、総合的な評価は難しいところですが、受給者が前向きになっている事例が生れてきているというのは、なによりの好材料でしょう。

「生活のための労働」からの解放がもたらすものは?


出典;metro

もし日本で導入された場合、わたしたちは労働から解放されるのでしょうか?

予想ではあるが、おそらく殆どの人は引き続き労働することになると思われます。

ベーシックインカムの支給額にもよるが、専門家の予想では、仮に日本でやるとしたら月6~7万円になるだろうと言われています。

これは現在の国民年金の満額の支給額と同程度です。

月6~7万で生活ができるかと言われると、今の感覚では難しいと考えるのではないでしょうか。

このため、ちょっと贅沢な暮らしがしたいのであれば、引き続き労働に励む必要があるということです。

AI全盛の時代に、人にどのような仕事が残されているかは、疑問でありますが。。

その一方で、月6~7万貰えるということは、都心でもない限りはある程度の生活費が賄えるともいえます。

地方に行けば家賃2~3/万なんてのはザラですので。

これが何を意味するかというと、生活のための労働をしなくてよいということ。

今の時代、明日食うために今日を稼いで生きている人も少なくないです。

そういった人は、趣味だったり、クリエイティブなことだったり、未来について考えることだったり、そういうことに時間やエネルギーが使えず、ただ生活のために働いて過ごしています。

ベーシックインカムにより、これらの人がお金は多くないだろうけど、意義のある生き方幸せを探す時間が作られるのであれば、これほど希望に溢れたことはないのではないでしょうか。

そしてよく言われるように、生活費のために仕事をしなくていいので、ブラック企業が駆逐されるはずです。

また、労働意欲の低下が懸念されることもあるが、フィンランドの例では不安を感じず新たなチャレンジができるということで、働く意欲が向上するサンプルも存在しています。

こう書くといいことづくめのように見えますが、もちろん課題も少なくないです。

一番はその財源

一人あたり7万円支給となると、年間で約90兆円が必要なのです。

社会保障や公務員の削減が実現すればある程度は確保できるようですが、足りない分は増税で対応、ということにはなるでしょう。

そうなると、実質貰える額は目減りしますね。

このあたり、上手くバランスをとって財源が確保できる案が出てきたときはじめて、ベーシックインカムが現実のものとなるでしょう。

生活のための労働から解放された未来、見てみたいと思うのは自分だけではないはずです!

おわりに

今回は今後のトレンドになっていくであろう、ベーシックインカムについてお伝えしました。

日本でもホリエモンこと堀江貴文さんや、パックンなどの著名人がベーシックインカムの可能性に積極的な見方をしています。

あとは、小池さんが言っていましたっけ。

AIの台頭、少子高齢化の波はともに加速を続けており、今後さらに早くなっていくことが目に見えています。

ベーシックインカムが最適解であるかはわかりませんが、対応できる可能性のある案のひとつとして、今後さらに議論されていくのを期待しましょう!

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